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第3回 良質な住環境を保つ安定経営は入居者選びから

  賃貸住宅の住環境を常に良好な状態に保ち、安定した賃貸経営をしていくためには常に建物をきれいにメンテナンスすることも欠かせませんが、何よりもどんな人に入居してもらっているのかが大変重要な問題となります。最近わたしたちの日常生活に忍びよってくる犯罪が著しく増加し、治安が悪化しているというのは誰しもが思っていることでしょう。
いわゆる「あぶない人」、「こわい人」「わけありの人」などが入居している賃貸住宅に好き好んで入居してくるような人はいないでしょう。
 賃貸住宅にどんな人が住んでいるのかは、入居者自身にとっても、家主様にとっても、そして近隣住民にとっても大きな心配事になっているのです。このような人と同じ建物に住みたくないというのが一般入居希望者の共通した意識といえます。
 もちろんこういう人たちが入居してくれば家主様にとっては死活問題となります。家賃を滞納されるだけでなく、賃貸住宅の評判を落とし「空室」をつくる大きな原因となるのです。滞納している人から家賃を回収したり、退去させたりという事はなかなか大変な仕事です。
 ある調査によれば毎年カードローンなどで破産する人は全国で21万人もいるというから驚きです。
こういった、いわゆる不良入居者に住みつかれないためにも、契約の前に入居者をしっかりと選定しなければ取り返しがつかないことになります。
 入居者選定といっても、家主様やお任せしている不動産業者の人を見る目や、せいぜい免許書の写しなどの勘に頼った入居者審査ではあてになりません。個人情報保護が叫ばれている昨今では根ほり、葉ほり聞き取りするわけにもいきません。
 そんな時に強い味方になるのが、大手信販会社での家賃集金と支払能力審査です。とにかく情報量が豊富で、私のような長年不動産業に従事し、それなりに人を見る目があると思っている者でも太刀打ちできません。もちろん「こわい人」は支払能力もありませんから事前に排除できるというわけです。
 家主様が独自にこのシステムを使えればいいのですが、残念ながら特定の業務提携会社しか利用できません。
 とにかく入居募集にあたっては、しっかりした「入居審査システム」を持つ不動産会社に任せることが第一です。長期安定経営のためには、良い入居者が集まり、良い住環境を保つことが欠かせません。

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